こんにちは(^^♪ 白馬の保健室 村山知子です。
「風邪を引いた時は身体がより良くなる機会」
と考えてみる。
突然ですが、「風邪をひいた」と感じた時に
あなたは風邪薬を飲みますか?
患者さんの中には、「風邪をひいた」と感じたら、
病院に行って薬をもらう。
という人がいらっしゃいます。
でも、ちょっと待って!
風邪を引いたら→風邪薬が風邪を治してくれる
こんな構図が出来上がっていたら要注意です。
(ちなみに、風邪というのは、鼻水がでたり、咳がでたり、熱がでたり
そんな身体に現れる症状をまとめて「風邪(症候群)」になります。)
なぜかって、風邪薬は、風邪を治すのではなくて、
風邪によってせっかく出ている、症状を止めているだけなのです。
・薬で鼻水を止めたり→鼻水が出るのは菌を流すため
・薬で熱をさげたり→発熱するのは免疫力を活発にするため
・薬で下痢を止めたり→下痢によって腸の悪いものを身体の外に出している
・薬で痰を止めたり→気道にある要らないものを外に出している
そうなのです。
本当は、
身体は良くなろうとして
風邪の症状として活動しているのです。
だから、この活動を止めないことが大事。
では
「実際に風邪かな」と思ったらどうしたらよいのか?
・水分を多めにとる
・ゆっく休む
・体は冷やさない
特に大切なのは、風邪が治ってきた時の過ごし方です。
この時期は
身体が新しく生まれ変わろうとしているので
「治りかけの時に安静にする」こと
「体温が平熱になったら動き出す」ことです。
このようにすることで、
サッパリとして身体に生まれ変わることができます。
だから、
「風邪を引いた時は身体がより良くなる機会」
と考えています。
最後まで
お読みくださいましてありがとうございました。
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