こんにちは(^^♪ 白馬の保健室 村山知子です。
今日は、前回の「食事の準備だけで疲れちゃう人」の
つづきです。
前回のおさらいです。
「骨で立っている」ことができれば、
筋肉を一生懸命使わないから疲れないで立つことができますよ。
と言うお話をお伝えさせていただきました。
これ、どういうことかと言うと、
例えば、「家の柱」を想像してください。
柱が
もし、
少しでも斜めに立っていたら、
周りの壁にものすごく負担がかかりそうですよね。
おそらく、時間の経過とともに
壁に亀裂が入ったり
屋根が落ちてきたり
揺れに弱くて家が倒れそう。
このようなことが想像できますよね。
でも、
柱が真っすぐに立っていたら、
壁をしっかり支え
屋根も支えてくれて、
揺れても壊れることがなさそうですよね。
人間で言うと
家の柱→背骨
家の壁→背筋や腹筋
家の屋根→頭
つまり
人間も、家の柱である背骨が重力に抗していれば
(背骨の形状を使い真っすぐであれば)
家の壁である腹筋や背筋が一生懸命支える必要がないのです。
だから、腰が重くなったり、疲れたりしない。
背骨の上にチョコンと頭が乗っていれば肩こりも起きないのです。
筋肉たちが頑張らなくても楽に立っていられるのです。
これが、「骨で立つ」ということなんです。
筋肉を使わないから、疲れずに立っていられることができる。
と言うことをお伝えさせていただきました。
実際にどのようにしたら
「背骨をの形状を使い疲れないでいられるのか?」
についてです。
どうすれば腹筋や背筋が頑張らず、
背骨の形状で背骨の位置をたもてるのか?
になってきますよね。
そのために必要なことそれは、
『呼吸』を上手にすることなのです。
呼吸?なんで?背骨と関係があるの?と思いますよね。
実は、呼吸のメイン筋である横隔膜(膜とついているけど筋肉です)
は背骨を支えているからなのです。
こんなかんじ↓

赤い色で描かれているのが横隔膜です。
呼吸で横隔膜を使うことで背骨を支えてくれます。
だから、呼吸が上手に出来ることで
背骨の一番近くにいる筋肉である
横隔膜が背骨の形状を活かしながら支えてくれるのです。
つまり、
呼吸を上手にすることで、背骨の形状を活かし保っていられる。
ということになるのです。
反対に呼吸で横隔膜を使えないと
背骨を支えてくれるものがなくなります。
すると、背骨はグラグラしてしまう。
グラグラを抑えようと、
腹筋や背筋のが一生懸命支えようとする。
だから疲れてしまうのですね。
なので、疲れない姿勢を保つには
まずは、上手に呼吸をすることです。
それでは、
横隔膜をつかう呼吸の方法です。
いわゆる、腹式呼吸になります。
腹式呼吸=横隔膜を動かす呼吸と考えてください。
仰向けで寝て行うと横隔膜が動きやすくなります。
ぜひ、寝てやってみてください。
①鼻の奥までゆっくり吸って (できれば、7秒間かけて吸う)
②鼻からゆっくり吐く (できれば、7秒間かけて吐く)
これだけです。
ポイントは
鼻の奥まで吸うこと。さらには
鼻の奥に風が通り抜けるようなイメージでおこなってください。
鼻の奥に風が通り抜けることで横隔膜がうごかしやすくなりますよ!
横隔膜を上手につかって背骨を安定させて
疲れない体を手に入れてくださいね♡
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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